岸摩弥子先生のレシピ
Bucatini con le sarde
イワシのブカティーニ
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イタリア女性が家族のために作る、受け継がれてきた家庭の味のパスタ。ラゴスティーナによって2009年にイタリアで発売された写真集「PASTA」に掲載のレシピを再現しました。

▶「イタリア女性が家族のために作るパスタ、15種」はこちら

材料

(4人分/写真は2人分)調理時間:20〜30分
 
ブカティーニ(チューブ状のスパゲッティ)400g
イワシ500g
松の実100g
黒く小さな干しブドウ(パレルモ産)100g
アンチョビクリーム少量
白玉ねぎ1個
にんにく1片
エクストラバージンオリーブオイル適量
ワイルドフェンネルの葉適量
パン粉(おろしたパン)適量
作り方
1
イワシを開き、骨と頭を取り除いた後、大きめに切る。
玉ねぎは薄くスライスし、フェンネルはみじん切りにする。
干しブドウは水につけてやわらかくしておく。
2
大きな鍋に水を入れて沸騰させ、そこにみじん切りにしたフェンネルを入れる。
3
フライパンにオリーブオイルをひいてスライスした玉ねぎを炒め、風味を和らげるために水を少々加える。
その後イワシを加える。
4
小さなざるを使って茹で上がったフェンネルをすくい、それを少量の茹で汁とともにフライパンに入れる。
5
松の実とやわらかくなった干しブドウを1つかみ分ずつ加える。
6
フェンネルを茹でた湯の中にブカティーニを入れる。
ブカティーニがくっつくのを防ぐため、茹で時間を4分に抑える(通常は7分)。
7
アルデンテに茹でたブカティーニをざるに上げて湯を切り、フライパンに加える。
フライパンの火を消してから、全体を混ぜ合わせる。
こうすることでブカティーニは茹ですぎることがなく、理想的な茹で上がりの状態を保つことができる。
8
パン粉はブカティーニとは別の器に入れて(オリーブオイル、アンチョビクリーム、にんにく少々とともにフライパンでこんがり茶色を帯びるまで事前に炒めておく)出す。お好みの量をふりかけて出来上がり。
ワンポイントメモ
可能であればイワシは、あらかじめはらわたを出したものを海水で洗うと、その風味が失われません。また、フェンネル(ウイキョウ)の茹で汁でパスタを茹でると、パスタにフェンネルの風味が浸透します。
このレシピで使用しているパスタ「ブカティーニ」
岸 摩弥子 Mayako Kishi
イタリア料理研究家/JSA認定ソムリエ/日本イタリア料理教室協会理事
六本木リストランテヴァレンツァのオーナーを経て、現在、軽井沢と海の家を行き来しながら都内レストランやキッチンスタジオでイタリア料理教室ジャルディーノを主宰。企業へのレシピ提供やメニュー開発、ラジオ、TV、雑誌にも活躍の場を広げる。アカデミー・デュ・ヴァン銀座校にてイタリア料理の講座を担当。
(TV出演)テレビ東京『ソロモン流』、日本テレビ『有吉ゼミ』他。
(著書)岸摩弥子のイタリアンレシピ1~5巻/料理出版、毎日のパスタ/日本文芸社、イタリア料理検定教本/料理出版
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